きもの文化検定 模擬試験に挑戦
 
 2級の模擬問題です。
 問1〜5:文言選択問題(ア、イ・・・に当てはまる文言を下の1,2・・・から選びなさい)
 問6〜8:文言記述問題(ア、イ・・・に当てはまる文言を記述しなさい。なお、特に指示がない場合は漢字または
                ひらがなのどちらでもかまいません。)
 
     
 
問 1 「ア」に起源をもつ江戸小紋は、色使いが控えめで渋さや粋さが持ち味で、細かな繰り返し模様の「イ」です。型紙を用いて「ウ」で防染し、現在は「エ」という技法で地色をつけます。

1:染料 2:武士の裃 3:引染め 4:糊 5:しごき 6:単色染 7:多色染 8:町民の小袖 9:浸染 
問 2 組紐が帯締めとして用いられるようになったのは「ア」の終わり頃、それまでは「イ」という布に綿を入れた紐を締めていました。組紐の形状は「平組」と「ウ」が代表的です。

1:丸うけ 2:明治時代 3:筒組 4:江戸時代 5:丸ぐけ 6:丸組 7:大正時代
問 3 室町時代には、武家男子は重要な儀式には「ア」の形状から「イ」と呼ばれる公家風の衣服を着用し、通常の儀式には武家独自のやや袖丈の短い「ウ」を用いました。

1:束帯 2:袖 3:直垂 4:大袖・広袖 5:袖口 6:小袖
問 4 本場大島紬は、盛んになった江戸時代には「ア」を用いていましたが、大正時代には絹練糸を用いるようになりました。また明治後期には絣糸作りのための「イ」が開発されて模様がいっそう精緻になりました。現在は泥染めを施した「泥大島」のほか、化学染料による「ウ」、春先やひとえにふさわしい白地の「白大島」、透けるように薄い「エ」などがあります。

1:薄大島 2:色大島 3:綿糸 4:高機 5:紬糸 6:染大島 7:締機 8:夏大島 9:麻糸
   
問 5 「ア」吉祥文様には、祝儀の進物に添えられた「熨斗」や夫婦の契りを表す「イ」があり、「ウ」吉祥文様には「松竹梅」文様や「エ」があります。

1:鶴 2:中国から渡来した 3:日本生まれの 4:貝合わせ 5:几帳
   
問 6 江戸時代に胴服から発展した「ア」は、やがて下級武士や町民の礼装として「イ」の代わりに「ウ」とともに用いられました。
   
問 7 日本には昔から「ア」の習慣があり暦の上では6月1日と10月1日が「ア」です。ただし現代では地域や気候にあわせて調整するのがよいでしょう。「イ」のきものには背伏や強度を保ち、透けすぎを防ぐための「ウ」を用います。
   
問 8 (漢字で記述してください)
京鹿の子絞は、白生地に絞り模様の水玉を彫った「ア」をあて「イ」で摺り写し指先でつまんで折った後括ります。江戸時代には、この贅沢な絹の「ウ」が全盛となり、何度も奢侈禁止令の対象となりました。
   
 
     
 
   答え
   問1  ア−2 イ−6 ウ−4 エ−5
   問2  ア−2 イ−5 ウ−6
   問3  ア−5 イ−4 ウ−3
   問4  ア−5 イ−7 ウ−2 エ−8
   問5  ア−3 イ−4 ウ−2 エ−1
   問6  ア−羽織・はおり イ−裃・かみしも ウ−袴・はかま
   問7  ア−更衣・ころもがえ イ−単衣・ひとえ ウ−居敷当て・いしきあて
   問8  ア−型紙 イ−青花 ウ−小袖